第3章 実践編・進め方(ステップ15)
では、どこが最も良い監視場所となるかを一瞬で見つけるにはどうしたらいいのでしょうか?
答えは203号室が教えてくれます。
つまり、この場合、目的とする203号室の前に立って周りを見渡せば、答えがすぐに判るということです。
そうです!
“203号室から見えにくい場所”を、周辺から対象物を見て探すのではなく、対象物である203号室の前に立ち、そこから見える場所を探すのです。
但し、これは相手に顔がバレてないときの場合です。
あなたが監視をするときには、ご主人にバレる可能性がありますので、203号室が見えて、しかも203号室からは死角となる監視場所を見つけることができれば、より安全に監視を行うことができます。
尾行や張り込みに慣れている私たち調査員でさえも、常に相手から死角となる場所を選んでいますので、この点は、十分に注意をして下さい。
また、監視場所を探すときに注意が必要なのは、実際に調査対象者から見える目線で見ることです。
くれぐれも、マンションの2階から下を覗き込んだりするような、不自然な姿勢で探すことのないよう、自然に見える範囲で監視場所を見つけるようにして下さい。
それから、これも大切なことですが、あくまでも対象者の目線で探すということです。
例えば、身長が175cmの人と155cmの人とでは、当然に目線が違ってきます。
対象者が155cmで監視をするあなたが175cmだとすると、慎重差は20cmもあります。
たった20cmの差ですが、監視場所と撮影物の距離が離れれば離れるほど、木の枝や手すりの格子など、ちょっとした部分が原因で監視や撮影に支障をきたすケースが多いのです。
175cmのあなたが立って見える場所と対象者が見えている場所は違います。
ですので、監視場所を探す際にも、身長155cmの人の目線で探すようにして下さい。
そうすることで、自分には見えていなかったものが見える場合があります。
ちょっとした違いですが、効果はまったく違ってきます。




